Project AIY

AIとDIYを組み合わせたグーグルのAIYプロジェクトはSTEM教育を加速させるきっかけとなるか

グーグルは、STEM教育を推進する「AIYプロジェクト」にて新たにアップデートした自作AIハードウエアキットと設定用の新しいAndroidアプリを発表、また同時に、プログラミングやコンピューターサイエンスのスキルをより多くの教育現場に浸透させていくと述べた。

このプロジェクトのAIYとは、AI と DIYを組み合わせた造語で子供たちが学びながら作り、アプリと連動する自作キットを提供している。

自作キットは、最近話題のGoogle HOMEやamazon ehco、LINE clovaのような音声による操作が可能となるスマートスピーカーを自作することができる「Voice Kit」と、画像認識カメラが自作できる「Vision Kit」の2種類が現在のラインナップとなっている。

いずれもグーグルの得意とする分野であるAI技術が活用されており、前バージョンでは別売りだったRaspberry Pi(ラズベリーパイ、通称ラズパイ)、とUSBケーブルに加えて初期設定済みのソフトウエアが既に入れられたSDカードが同梱されている。

AIYプロジェクトのディレクターである、Google社のビリー・ラトリッジ(Billy Rutledge)氏は4月17日(現地時間)に更新した開発者向けブログの発表で、

「当社は、先生たちがAIYキットをSTEM(Science、Technology、Engineering and Mathematics)教育に活用すること、および生徒たちがAIYキットを使って、将来の夢に向けて準備することを支援するための、ほんの第一歩を踏み出したばかり」と記載した。

 

AIYプロジェクトのウェブサイトはこちら

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